駄目人間は今日も

鬱病を持っている駄目人間サラが吐瀉する徒然エッセイ

正論と芸

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アンチキャペーンの話。

具体的な行為として意識したコトがなくても、誰でも小さなアンチキャンペーンを実行していると思う。

 

同じクラスのうっすら嫌いな誰かのコトを、本人がいないところの会話でかるーく貶してみたりだとか、近所に住んでいる気が合わない誰かのコトを、本人がいない町内の井戸端会議の会話でかるーく悪口いってみたりだとか、同じ職場のウザい上司のコトを、本人がいない飲み会の席で能力批判してみたりだとか。

 

こういうコトは誰にでも経験のある事じゃない?

取り立てて避難されるコトでもない。

むしろガス抜きの意味としては日々を穏やかに過ごす為に必要であるかもね。

 

どうあれ、そんな程度のコトであれば別段どうってコトはないし日常的な一出来事に過ぎない。

でもそれが言葉の通りキャンペーン化していくと話は違ってくる。

企業がライバル企業のアンチキャンペーンを実施するなどはよくあるコトで、コカ・コーラペプシコーラの戦いなんかは、一周まわってイベントのような存在になってたよね。

 

これらも、利潤を追求するコトが宿命である企業間で起こるコトだから、その存在理由は明白。

シンプルな動機と理解。

 

これはまあイイの、勝手にやり合ってくれれば。

 

最近わたしが、というかずーっと気持ち悪いなーと感じているのは、メディアが先導する「個人へのアンチキャンペーン」。

主には新聞や週刊誌などがそのトリガーとなって、芸能人やプロスポーツ選手などをボコるケースが多いかな。

 

週刊文春の活躍は目立ってるよね。

 

なんだか世間の良識の番人、悪人の脅威、みたいな空気が漂い始めていたりもして。

株式会社文藝春秋は私企業だから、どんな大義名分を掲げようとも、菊池寛がどんなジャーナリズムの理想を持っていたとしても、儲ける為に存在している集団。

これはおかしくないよね。

 

株式会社を名乗っているのだから、当たり前。

 

気持ち悪いのは彼等ではなく彼等の周り。

まず、記事に書かれた芸能人やスポーツ選手は常識的にも法的にも逸脱してしまった人達ではあるけれど、歴史に残るような大それた逸脱の仕方をしたわけじゃない。

覚醒剤を常陽していたコトは法治国家に籍を置く以上違法行為として罰せられるべきなんでしょうけど、国民揃って大騒ぎするほどのコトじゃないよね。

 

不倫をしていたミュージシャンは倫理的に避難されるようなコトがあっても、バンド解散の署名を集められてしまうほどのコトをしたかというと、そこまで大袈裟なコトをしたとは思えない。

 

世間の風潮は鬼首状態になると、自己の存在が不明瞭な群衆が叩けるものは死体でも叩けといわんばかりに徹底的にアンチキャンペーンを展開しがち。

自分が特定されないという安心感はネット上においてはほぼ無敵だから、いいたいコトいえちゃうワケよね。

 

わたしとしては、有名だろうが無名だろうが覚醒剤をヤっちゃいけないってコトになってる場所(国)ではヤっちゃだめだから、ヤっちゃったのがバレた人は罰を受けなさいね、程度の感覚でしかないの。

 

プロ野球選手で神格化された存在だったとしても、人は人。

悲しいコトも寂しいコトも苦しいコトもそれなりにあって心の弱さを持っていたんだな、って思う。

 

ミュージシャンの不倫なんて珍しくもなんともなくない?

その相手がたまたま国民的好感度が高い有名女性だったとしても、所詮は男を見る目が壊れていたというだけのコト。

 

そもそも、スポーツの才能、音楽的才能、表現の才能、など常人とは異なった秀でた何かを持っている人が、その他の部分で必ず人並み(以上)であるというコトは幻想なんじゃない?

 

例えば、運動神経鬼振りのスポーツ選手はその時点で常人とは違うんだから、常人とは違った価値観を持っている可能性も否定し切れないんじゃないかな、とか。

 

例えば人の心を動かす楽曲を創作出来るような才能を持っている人間に対して、一般人程度の常識や良識は持ち合わせているハズと決めつけるのは、凡人の傲慢じゃないのかな、とか。

 

立場を明確にしておくけど、わたしは才能ある人達をディスりたいわけでは決してないんだよ。

むしろそういった人達を羨望の眼差しで見つめて止まない。

何か一つでも人より優れた何かを手に入れたいと思いながら生きているといっても過言ではないかもしれない。

そんなコンプレックスは比較的ポジティブな形で表出しているけど。

逆に、だから何やらかしてもいいじゃんと擁護しているわけでもない。

違法行為は法によって裁かれれば良いなと思う。

 

いずれにせよ。

 

個人が特定されない状況に身を置きながら、有名な咎人を責め立てるのは好きじゃないなーと。

直接的には何も被害を被っていないにも関わらず、道徳的にor常識的にor倫理的に他人を攻撃するのって、そんなにやりたいコトなのかなぁって思う。

 

逸脱してしまった人への提案

ある企業コンサルタントを自称するコメンテイターが実は経歴を詐称しており、まーまー色々の情報が嘘だったコトを週刊文春がスクープした、ってのがあったよね。

1年くらい前かな。

わたしも、以前は朝のワイドショーで時々目にしていたので、男前で賢そうなコトいう人だなー、と思っていた。

 

その男前が嘘をついていた。

 

真実は知らないけど、まあ色々が事実とは異なっていたんでしょう。

ご本人は釈明のコメントをテキストで公開したのかな、情報に間違いがあったコトは認めていた。

その影響で、「自粛」と称してレギュラー出演していた番組を降板し、新しく決定してた新番組の出演まで辞退したとかだった。

 

ま、恥ずかしいのかもね。

 

自粛、なんていうと分別のある大人な姿勢に見えて世間的には「まーそりゃそうだろ」と偉そうな気分に浸れるのでしょうけども、わたしとしてはソコは敢えて出てきて欲しいんだよな。

 

いくら嘘の経歴であったにしても、実際に時事ネタに対して生放送でコメントしてちゃんと番組を成立させていたコトは実績として間違いないんだから、タレント、コメンテイター、としての成果はむしろ評価してもいいんじゃないかな?なんて思う。

 

実際に海外の有名大学を卒業していなかったのに、あんなにソレっぽいコトをいえちゃう才能を埋もれさせるなんてもったいない!

 

しかも男前(整形らしいけど全然OK)。

 

騒動以来、全然メディアに登場していない、ような気がする。

芸人として見たらなかなかの逸材だと思うのよね。

だから自粛なんてツマラナイコトいって引っ込んでしまうのではなく、「バレてしまいましたー」くらいのセリフと共に、バラエティ番組なんかに出て欲しい(彼、声もなかなか渋くていい)。

 

  • 「意外に大きな嘘ってバレにくいものなんですよね」
  • 「正直、あと半年は持つと思っていたんですが」
  • 週刊文春って本当に優秀ですよね」
  • 「優れた指導者は少なからず嘘をついているものなんですよ」

 

みてーなコトいって欲しいじゃん。

 

お気づきかと思いますが、最後のとこだけいいたくて書き始めた文章なの。

意外にもまとも風な展開になって、途中どうしようかとハラハラしたけど、ちゃんと書きたい事が書けて良かった良かった。

エンタメとして世間を見て生きていると、楽しいよ。

 

今回、我ながらなかなかのクズ文章だな。