駄目人間は今日も

鬱病を持っている駄目人間サラが吐瀉する徒然エッセイ

忘却の罠

f:id:sara_pezzini:20171102212108j:plain

忘れたいコトと忘れたくないコトが、日々の生活の中で積み重なってく。

その殆どが実につまらないコト。

CDの発売日を覚えておこうだとか。

小さな諍いの蟠りをさっさと忘れてしまおうだとか。

 

覚えておくコトや忘れるコトが達成されなかったとしても大した問題にならない程度のコト。

あー忘れてた忘れてた今日買いにいこー、あーヤなこと思い出しちゃったーはやく忘れよ、程度のコト。

 

時間経過は記憶を劣化させる最大の要因。

ただ記憶の精度は鮮度にイコール、とはならないのが面倒だな。

 

どんなに忘れたい出来事でも、何年経とうがしっかり覚えてしいたりする(殆どは子供の頃の記憶)。

ただ時々「あーこれは忘れたいなぁ」と過去に思った、という「記憶」を覚えてしまっているコトがあります。

 

「ナニかを忘れたい」と感じていたコトは覚えているのに、ナニを忘れたいと思っていたかは覚えていないというケースね。

 

だったら、もともとその「ナニか」のコトは忘れてしまいたいと思っていたのだから、「ナニを忘れたいと思っていたか」を思い出す必要なんてないはずなのに、必死に思い出そうとしてしまうの。

でもその時その段階ではその矛盾には気がつかないの。

 

そして必死に記憶を検索してやーっと「ナニを忘れたいと思っていたか」を思い出した瞬間に自分の間違いに気づく。

 

「ソレを忘れたかったんじゃん!なに必死に思い出そうとしてんの!」

 

しばらく時間が過ぎ、出来事を客観視出来るようになるまで、自分のなにがおかしかったのか全く判らない状態が続く。

 

悪いことは続き、そうやって必死に思い出そうとしてやっと辿り着いた「忘れたかったコト」は、そうそう忘れるコトが出来なくなっている。

更には「そういうことが在った」という出来事の記憶も追加されて、「忘れたい出来事」へのリンクがどんどん増えていく。

 

嗚呼どうすれば…。

 

で、ここからが重要。

 

今朝、その「忘れたかったコト」をついに忘れることができたの。

思わず必死に手繰り寄せてしまったという馬鹿な経緯がありつつも、今はすっかりなんのコトだったのか覚えていない。

 

その周りの出来事だけはこうやって文章に書き起こせる程に鮮明。

しかし肝心の部分はもう全然わかんないの。

 

やった!

もう追いかけない!

ナニを忘れたかったのかはどうでもいい!!