駄目人間は今日も

鬱病を持っている駄目人間サラが吐瀉する徒然エッセイ

冗談と妄想

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幼い頃に感じてしまった恐怖は、いくつになってもそう簡単には払拭出来ない。

子供の頃に犬に噛まれた記憶のあるわたしは、そこそこ大人になるまで犬に対して全面的に心を開くコトはなかったし、大嫌いな虫の記憶などは殆どマインドコントロールのレベルで隠蔽されている。

 

いっとくけど虫の話をすると本気で攻撃するからね。

そう、コレは先にいっておかなきゃだめだったんだった、ふう。

ううん、全部の虫が嫌なんじゃないの、一部の虫だけ。

じゃあどの虫?って話はしない、だから虫全般はアウトってコトでよろ。

 

ここからしばらく冗談と妄想。

 

主には、恐怖や嫌悪など不快な記憶に苛まれて、大人になっても何かと不意に嫌な思いをするわけなんだけど、その中の一つにミッキーマウス恐怖症という疾患をわたしは患っている。

 

概要

1980年代末、10余年にわたる裁判の結果遂にWorld Health Organizationにおいて正式にその存在を認められた「ミッキーマウス恐怖症(Mickphobia)」の症例は枚挙に暇がなく、年齢、性別、職業、ツベルクリン反応、郵便番号、国籍、成績、貯金・単身赴任・正月の有る無し、の如何を問わず確認されているそうです。

ミッキーマウスとは周知の通り、アブ・アイワークスの手によるディズニーキャラクタ最強ボスの事で、そのビジュアルは誕生当初から現在知られているような恐ろしい風貌だったわけではありません。

驚くべき事に、むしろ実に愛らしいイメージだったそうです。

 

恐怖の要因

出世作「蒸気船ウィリー」で活躍するミッキーは、そのアニメーションの作画技術が秀逸だったのも大いに関係しながら存在感のある動きと表情が魅力的だった。

そのままの愛らしい存在で居続ける事が出来なくなった理由が何処にあったのか詳しい経緯は未確認だけど、いずれにせよミッキーマウスは今の恐ろしい不気味なキャラクタに変貌してしまった。

 

黒目がちだった目にはしっかりと白目が描かれ底知れぬ狂気を帯び、記号的だった体格や表情はより人間らしくディテールが追加され気持ち悪くなり、妙な柔らかさが執拗に表現されたアニメーションにおいては、いつ鼻や瞼がズルリと滑り落ちて溶けやしないかとヒヤヒヤさせられ観ていてなんとも落ちつかない心理状態になる。

 

おまけに、ペットの犬のまぶたの柔らかさといったら尋常ではなく、もはや肉の組織の概念を大きく逸脱した質感で、これもまたとてつもなく恐ろしい。

 

あのネズミは世間的に「可愛い」という評価をされているらしい。

 

冗談と妄想ここまで。

 

ひとつの物事も見る角度や捉え方の尺度を変えれば全く逆の価値を獲得するコトもあるっていうコト。

 

数少ない側の評価というものも存在してるわけ。

 

マスの感覚だけが唯一であると考えてしまうのは危険かもしれない。

あなたが大好きなソレは、誰かにとっては恐怖の対象でさえあるかもしれないって可能性のコトは自覚しておいて欲しい。

 

 以上、冗談と妄想でした。