駄目人間は今日も

鬱病を持っている駄目人間サラが吐瀉する徒然エッセイ

映画「キングスマン ゴールデンサークル」を観て自分の萌え所を再確認した

【米国版・日本語対応】キングスマン: ゴールデン・サークル (4K Ultra HD)※ページ下部の商品説明を必ずお読みください
マシュー・ボーン監督の作品は基本的にわたしの好みに合う。彼の新作を観てきたから感想を残しておこうと思う、あ、いっておくけどネタバレも書くかもしれないから観る予定の人は読むか読まないから自分で判断してね。

キック・アス」の時からこの監督にはついていこうと心に決めていた、わたしがサラです。

前作「キングスマン

この作品は2015年の秋頃に日本公開された「キングスマン」の続編だ。この一作目公開時点では、「キック・アス」の後に「X-MEN ファースト・クラス」も公開されていてその内容がズバ抜けて良かったものだから、わたしの選球眼に狂いはなかったと確信していた。

そして完全オリジナルの作品として、スパイ・アクション「キングスマン」は公開される。

スパイ映画そのものには、わたしはあまり馴染みがなかった。007やミッション・インポッシブルのシリーズものには、何故か興味を惹かれるコトがなかったんだよね。でもそこは、マシュー・ボーン監督がお撮りなるなら見逃すまいと思い劇場に向かったところ、これがまた驚く程良かったんだよ。

スパイ映画というテンプレートを理解していなかったコトが、作品をよりニュートラルに評価できた可能性はもちろんあるのだけれど、それより何よりこの作品はわたしの中に新たな性癖を植え付けたんだ。

紳士萌え属性

俗っぽくいえばスーツ萌え、がわかりやすいかな。コリン・ファース演じる「ガラハッド」ことハリーの、なんとスタイリッシュなコトか。スーツ姿の中年男性がこんなにもセクシーだとは。クールかつ無駄のない身のこなしといい、知性を感じさせる話し方といい最高に素敵だった。

悪役を演じた、ハリウッド映画界の鉄人ことサミュエル・L・ジャクソンもかなり良かったけど、彼の良さはとっくに様々な作品で知っているコトだった。彼は特に演説シーンとかやらせると抜群にいいよね。 

とにかく、ガラハッドが見せたパブでの格闘シーンや、教会での大殺戮シーンの演出とカット割りがこの作品のピーク・ポイントだったと思う。スーツで格闘するとこんなにカッコいいとは知らなかったな。

キングスマン(字幕版)

続編を観て

で続編と聴いて心踊っていたのだけど、その理由はもちろんコリン・ファースの再出演があると聞いたからだった。前作では教会の名シーンの後、呆気なく物語から退場してしまったので嗚呼残念と思っていたら、強引な理屈と展開でなんと生き長らえていたコトが早々に判明。

超嬉しい。

ただ、前作程の震えがくるような娯楽映画のピーク・ポイントはなかった印象だった、残念ながら。いや全然面白いんだよ、かなりいい出来栄えだとは思う思う。

ジュリアン・ムーアのゆるふわ悪党キャラも気に入った。あの人歳を重ねても可愛いんだよね、表情とか仕草とか。ああいう中年女性に憧れるな。女優さんとしては絶賛するけど、作中のキャラクタ造形やシナリオの軽さについては、どうしても前作からのデグレード感が否めない。

これは主に、悪役のキャラクタ性不足に加えて、スパイ側もキャラクタ的なパワー不足があったからだと思う。秘密組織「キングスマン」が物語冒頭で破壊される展開自体、致命的だったとは思わない。一度リセットするコトで新たな人間関係や組織構築の流れに期待が広がるから。でも実際はそうならなかった、んだよね。

舞台をアメリカに移し、「キングスマン」の兄弟組織である「ステイツマン」という酒造会社を装った秘密組織が登場する。まあ「キングスマン」との対比や新たな組織、アイテムでドキドキわくわくさせてくれるのかなって思っていただけど、ここもさほど掘り下げられず。組織自体の全貌も良く判らなかったかな。

前作を観た時に感じた「キングスマンすごい!」という気持ちになれなかった。あと悪役に超絶強いキャラクタというのがいなかった為に、見せ場のアクションがなんだか小さくまとまってしまっていた印象なんだ。結果的に期待が大きすぎたっていう感想だったな。

最後にヒトコト

悪くなかったけど、1作目が良すぎた。なので新作はどっちでもいいから前作「キングスマン」を是非観て。スカっとできるからさ。