駄目人間は今日も

鬱病を持っている駄目人間サラが吐瀉する徒然エッセイ

指先からエロス2

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わたしはボールが好き。

ボールといっても投げたり受け取ったりするボールではないの。

といって、料理もあまりしないわたしは何のボールが好きなのか。

トラックボールLOVEの、わたしがサラです。

わたしのトラックボール愛好癖は今に始まったコトじゃない。

もうかれこれ、おっと迂闊に職歴を語りそうになった、ふう。

とにかくそれなりに永い間お世話になっている。

そもそもトラックボールって何よ?

まさかとは思うけど、トラックボールをご存じない不幸な方(←)もいらっしゃるかもしれないので、簡単に説明しておこうと思う。

シンプルにいうなら、PC関連デバイスでマウスやペン・タブレットなどの、ポインティング・デバイスの一種ね。

 

ま、カーソルを動かすヤツ、でいいよ。

 

昔はアーケードのゲーム筐体にトラックボールがくっついてるヤツもあったよね、うろ覚えだけど。

あとは、古い映画に出てくる未来観っていうか、未来的デバイス?なんかでトラックボールを観た気がする。

主には兵器の一部として。

 

多くのPCユーザはマウスを使っているんじゃないかな。

基本的にデスクトップ型のPCには標準装備として同梱されているからね。

マウスにこだわる人は少なくないと思う。

自分の手にフィットする大きさや形のマウスを求めて、ヨドバシカメラなどの量販店で片っ端からマウスを握っては捨て握っては捨てている人を、よく見かけるよね(←)。

 

わたしもかつてはそうだった。

 

ゲーミング・マウスのようなボタンがたくさんついた多機能マウスや、手の甲を垂直に立てて握るタイプのマウス(←超肩がこってすぐやめた)など、相当数のマウスを試してきた。

 

しかしマウスパッドやデスクの環境によって思うように操作できないコトに対するストレスは遂に払拭するコトができず、わたしはのた打ち回る。

そこに突如姿を現したのがトラックボール。

いや、突如じゃない、以前からずっとあったし、普通に売られていた。

たまたま人からもらったのだ、未使用品を。

青い体験

その人はデバイスを大量に買い込むのが趣味の人で、間違って2つ同じ製品を購入してしまったとかで、いらないからあげるよ使ってみな、といわれたのだった。

その時の製品はこれ。

ぱっと見だけでいえば、なかなかわたし好みなのよね。

全体的にシックな色合いだしボールは彩度の低いマーブルな藍色。

さて使い心地はどうだったかというと、このトラックボールで初めてトラックボール・ゾーンに足を踏み入れたわけなので、なかなか上手く操作できなかった。

 

誰でも最初は下手でしょ。

気持ちいいトコロも最初はよく判んないじゃん(←)?

 

この見た目からして、手前のグレーなパーツ部分に掌をのせて、人差し指の指先でクリクリとボールを転がす、のかと思うじゃない?

で左クリックは親指担当、右クリックは中指担当、かなって。

ところが使ってみると全然違ったフィールをもたらしてくれたんだよね。

結果どういう使い方がグっと来たかというと、ボールを中指の付け根あたりでホールドして、掌全体でボールを包み込んで撫でるように転がすのがイイ感じだった。

 

この結論に至るまで約1週間。

 

わたしはしかし、この先にはまだ可能性が潜んでいるぞ、と感じた。

わたしのポインティング・ライフ向上の可能性を。

二台目はクリスチャン

ここでわたしは一旦別のベクトルに目が向いた。

それは「トラックボールって親指で動かすやつもあるよね」というコトを想い出したからだ。

で早速ヨドバシに出向き、親指の気持ちいい感じを探ってみた。

 

結果辿り着いた製品がこれ。

サンワサプライ ワイヤレストラックボール レーザー マウス レッド MA-WTB43R

サンワサプライ ワイヤレストラックボール レーザー マウス レッド MA-WTB43R

 

正確には「このタイプ」だな。

適度な価格だったので試すにはいいかなって思って。

ここでの進化は、通常のマウスのような形状なのでスクロール・ホイールがくっついているコト。

 

これはかなり嬉しい。

 

マウスで当たり前に実装されているものは最低限欲しいじゃない?

更に左クリック・ボタンの左側にボタンがついていて、ブラウザやエクスプローラーの「進む」や「戻る」をアタッチできたりもして、これも地味ながら嬉しい機能だった。

形自体はオーソドックスだけど、色味で遊んだ分さほどマイナスには感じなかった。

このタイプのトラックボールをわたしは、数カ月使うコトになる。
しかし完全に満足していたかというとそうではなかった。

 

親指の負担が思った以上に大きかったんだ。

 

形は殆どマウスと同じなまま同じ操作を親指だけに担わせる格好なので、親指の付け根あたりに痛みが走り始めてしまう。

でも今さらホイール無しとか無理。

ブラウザ・バックだって右手でこなしたい。

 

そこでわたしは大勝負にでたのである。

3代目J・ボール・ブラザーズ

トラックボールといえばケンジントン、ケンジントンといえばトラックボール、とは誰がいったか知らないが、そういうコトなんだって。

トラックボールのメーカーとしては老舗らしい(デバイス・マニア友人談)。

このメーカーのサイトを見にいってわたしは一目で心奪われるコトになる。

トラックボール - コントロール - 製品 - Kensington

 

とにかくプロダクトが美しいの。

 

わたしは人が使う道具のデザインについて思っているコトがあって、それは「人の形に沿わせりゃいいってもんじゃない」思想だ。

説明するまでもないけど、多くの「人間工学」に基づいたとされるプロダクト・デザインには、まるで人からカタドリをしたかのようなフォルムを採用しているものが多い。

 

それはそれでしっくりくるのだろうと思う、確かに。

 

でもそれはなんというか、プロダクトとしての自立性や機能美、ポリシーを何か一つ落としてしまったように感じてしまう。

昔から使われる優れた道具は、かならずしも手の形に沿っていないけど、ものすごく使い易かったり、驚くほど手にフィットしたりする。

同じような感覚をiPhoneに感じるコトを、以前に書いた。

この感覚、感触をケンジントンは与えてくれるのかもしれない、そう感じるに充分な見た目のインパクト。

 

そして迷いに迷ったあげく遂に購入した製品がこれ。

ケンジントン 【正規品・5年保証付き 】 ExpertMouse(OpticalBlack) 64325

ケンジントン 【正規品・5年保証付き 】 ExpertMouse(OpticalBlack) 64325

 

何はともあれ、まずは高い、まそれはいいとして。

中央のボールは、55mmの大玉で超がつく安定感を提供してくれる。

このボールを、人差し指と中指の腹で全体的に覆うようにポジショニングする。

そして二本の指で時には繊細に、時には大胆にボールを転がすのである。

このサイズのボールになると自重がそれなりにあるので、勢いよく転がすコトで慣性によりダイナミックな動きができるようになる。

 

もちろん最初は上手くいかない。

 

強すぎたり或いは弱すぎたりして、気持ちよくなれない。

でも諦めずに使い続けていると、マウスでは到達できなかったポインティングが手に入るのである。

この製品は本当に優れモノで、一見スクロールホイールがないと思われがちだけど、実はボールの縁に設置された「スクロール・リング」というアイデアにより、指のポジションを大きく変更するコトなく、スクロールを行うコトができる。

 

このアイデア最高、ケンジントン大好き。

 

そして武骨にならんだ4つのボタンはかなり自由度があって、同時押しによるキー割り当てができたりもする。

都合、6種類のキー入力をわたしはアサインして使っていた。

もうマウスで手首がつかれるコトなどなくなったわけ、というか田首はほぼ脱力状態なんだよね。

 

わたしはこのデバイスを本当に気に入ったので多くの人に宣教した。

エヴァンジェリスト・サラは、数名の友人をトラックボーラーに仕立て上げた。

もちろん押し売りなどはしない。

わたしのお古を順番に貸すなどして、徐々にトラックボールの良さを体に覚えさせるように調教していったのだった。

 

なかなかいい指使いになってきたね、そろそろおおきいボールを触ってみる?

大丈夫、怖がらないで、優しく包みこむようにね、指先だけで転がすなんて駄目よ。

 

おっとこれはわたしの脳内妄想。

そうしたワケでわたしの知人の間で、ケンジントンユーザが少しづつ増えている。

こうしたデバイスの良さというのは、接触感染でないと広まりにくい。

風聞やネットの情報では素晴らしさが伝わらないの。

特にケンジントンは見た目がシンプルなだけに、純粋なアピール力はやや弱いといえるんじゃないかな。

 

だからわたしは友人たちを、実際に触ってもらいながら調教していった。

4thカインド

ケンジントンとの出会いによって、わたしのポインテイング・ライフは決定版となった、かに見えた。

 

しかし違ったの。

 

あんなに愛していたケンジントンが嫌いになったワケじゃない、いやむしろ今でも変わらず愛している。

ただ、「そうきたか」と思わざるを得ない製品が登場してしまったのである。

そしてそれは日に日にわたしの心に侵食しはじめた。

そして遂に先日、わたしは長年の愛機を自宅に持ち帰り、新しいトラックボールを仕事場に投入したの。

 

その製品がこれ、その名も「HUGE」。

エレコム トラックボールマウス 有線 大玉 8ボタン チルト機能 ブラック M-HT1URXBK
 

ぱっと見では、通常のマウス型トラックボールに見えるかもしれない。

しかし違うのよ。

このトラックボール、全長181.9mm、幅114.7mmのボリューム感なのよ。

ケンジントンよりも大きい。 

スクロール・リングはないのだけど、その分親指の位置にホイールが付いている。

 

そしてそのホイールの周りにはボタンが3つも……。

そしてボールの周りにはボタンが4つも……。

 

ボールの直径はケンジントンに及ばないものの、52mmの大きさ。

エレコムはなんてものを作ってくれるのか。

ボールのサイズはケンジントンほどではないものの、この大きさ、安定感はケンジントンに充分並ぶレベル、その上ボタンが全部で8つ(ホイール自体もボタンになっている)とは。
そして最大のポイントは、型番のニューリリースが行われ、10,000円オーバーだった価格が一気に3,000円代まで落ちたコト。

 

ケンジントンの唯一にして最大の課題はその価格にあったの。

 

得られるベネフィットを勘案すれば高過ぎるとは思わないけど、わたしがなかなか買えなかった理由も、ちょっとだけ価格にあった。

それが、半分以下の価格でエレコムは「ヤってしまった」。

最後にヒトコト

振り返ってみるとあまりエロスをふりまけなかった気もする。

でも、わたしが如何にトラックボールを思考しているかは伝わった気がするから、まいっかな。

トラックボールに限らず、わたしは仕事で使うデバイスには並々ならぬ気を使っている。

いずれまた、わたしの偏執狂ぶりを告解してみようと思う。

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