駄目人間は今日も

鬱病を持っている駄目人間サラが吐瀉する徒然エッセイ

物と情報に埋もれて

寝ぼけていた。

前日の夜、いつも飲むはずの薬を珍しく飲み忘れて(うそ、ちょいちょい忘れる)、深夜に慌てて飲んだために、目覚めが悪かった。

ああ、もうこんな時間じゃん、ええとシャワーあびるんだっけ、あそうそうあびるんだったそうだった汗いっぱいかいたもんね、さてと起き上がるかな。

その直後に地面から浮いた、わたしがサラです。

自宅で体感する大型の地震は初めてだった。

阪神淡路大震災の時は電車に乗っていたから、揺れを感じはしたもののまさかあんなコトになっているとは到底想像できなかった。

今回は自分の布団のうえで震度6を経験した。

明らかに縦に揺れた為、わたしは寝ている姿勢のまま一瞬浮いた。

それから激しい横揺れと共にあちらこちらから物が弾けて壊れる音が連続する。

わたしはただただ、じっと自分の頭を抱えてうずくまるだけだった。

幸いにしてわたしの寝室には何も物を置いていない。

逆に寝室以外にはかなり物が多い。

生活必需品は比較的少なく、嗜好品が圧倒的多数だ。

CDや書籍、楽器、フィギュア、スタチュー、DVD、などなどが、それなりに整理された状態でキッチリと整列している、いや、していた。

それらはことごとく、震度6の力で揺り落された。

総て、わたしが大切にしていた物達だったけど、残念ながら殆どが破損してしまった。

幸い、というか奇跡的に一番気にっているキャラクタの立像×4体は、落下しなかった。

多くの人形達は、主に首がパッキリ折れていた。

わたしが好きな人形は基本的スレンダーな体躯で、首は特に細いパーツだったから真っ先にダメージを受けたんだろうと思う。

震度6の揺れが余震なのか本震なのかは、わからない。

かつての震災経験からわたしは、迂闊に行動を始めてしまうコトは二次災害や二度手間になってしまうコトを知っていたから、床に散乱したそれらの破損した人形達を片付けていない。

3日程経って落ち着いたと判断できたら亡骸を一斉に片付けようと思う。

形あるものは必ず壊れるから、悲しいけど、仕方がないと思っている。

これまでわたしの目と心を楽しませてくれた感謝の気持ちでいっぱいだ。

わたしはたまたま寝室で寝ていたから落下物によって怪我をするコトはなかったけど、人形達を飾っている(もちろん絵も飾っている)趣味の部屋で過ごす時間は決して少なくない。

この部屋で過ごす時間が、わたしに活力を与えてくれている、とさえ思っている。

わたしは無傷だったけど、わたしの大好きな部屋はめちゃくちゃになった。

なんだったら、わたしの身代わりになってくれたという気にさえなってきて、我ながらファンタジーで痛い空想だなとカラ笑いした。

 

会社向かうと、開発室はひどい状態だった。

少なくともわたしの仕事道具は破損してしまっていた。

メインPCのHDDが認識されない状態となり、復旧のための作業に追われるコトとなった。

辛うじてディスプレイ横に置いていたキュア・ホイップのフィギュアは無傷だった。

 

わたしは小物や人形が大好きで、たくさんを所持している。

たくさん所持するというコトは、たくさん壊す可能性もまた持っているコトになる。

事実わたしの部屋で多くが壊れた。

いつか壊れると判っていながら、わたしは物や人形を求め続けている。

自ら悲しみの種を買い集めているようだ。

それでもやめられないのだから、それならいっそ欲しい物は手に入れてやろうと思っている。

その殆どは人形だったり小さな小物だったりするのだけど、わたしにとって価値があるのなら、迷わず求めて生きようって思っている。

 

さて、ハードディスクのサルベージを進めるかな。